モニエル瓦のメンテナンス方法を徹底解説!劣化症状・塗装方法・補修方法

投稿日:2024年8月25日

モニエル瓦は乾式コンクリート瓦とも呼ばれている屋根材です。

そのオシャレなデザインから以前は多くのお住まいに採用されていましたが、今はメーカーが解散し、製造は終了しています。

 

そんなモニエル瓦は塗装が必要な屋根材ですが、他の屋根材とは大きく違う点があります。

そこで今回はお住まいの屋根がモニエル瓦の方向けに、詳しいメンテナンス方法を解説します。

 

 

モニエル瓦の劣化症状

モニエル瓦のメンテナンス方法を徹底解説!劣化症状・補修方法・塗装方法とは (2)

まずはモニエル瓦にはどんな症状が現れるのか紹介します。

「うちの屋根はどうかな?」と思ったら、ご自身で屋根に上ると危ないので業者に写真を撮ってもらって状態を確認しましょう。

多くの屋根修理業者が無料で調査・写真撮影をしてくれます。

 

色褪せ

新築時には綺麗だった屋根も、年月が経つにつれて表面の塗装が劣化していき、色褪せるようになります。

紫外線や雨風が原因で、劣化の初期症状です。

色褪せが見られたら急いで工事が必要と言うわけではありませんが、そろそろ塗装を考える時期です。

 

カビ・苔

モニエル瓦に茶色・オレンジ・黒っぽいブツブツが見えたら、それはカビか苔です。

防水性が低下して水分を含んだ状態になるとカビ・苔の胞子が根付いてしまいます。

カビ・苔は瓦の内部に根を張ってモニエル瓦の主成分であるセメントを脆くしてしまうため、防カビ・防藻性や防水性を回復するために屋根塗装をできるだけ早めに行いましょう。

 

ひび割れ、欠け

経年劣化により防水性が低下して水分を含むようになると、吸水・乾燥を繰り返してひび割れや欠けが起こります。

最初は小さなひび割れでも放置するとひびは広がり、最終的には雨漏りに繋がります。

欠けてしまうとベランダやお庭、道路に屋根材が落ちるようになって危険なので、できるだけ早めに業者に工事を依頼しましょう。

 

他の屋根材と違う!モニエル瓦の塗装方法

モニエル瓦のメンテナンス方法を徹底解説!劣化症状・補修方法・塗装方法とは (3)

屋根塗装は屋根材によって若干塗装方法は異なりますが、特にモニエル瓦は注意すべき点があります。

誤った方法で塗装をすると早期剥離などを起こし、せっかく高いお金を支払って工事をしてもらっても意味のないものになってしまいます。

「業者に頼めば大丈夫だろう」と任せて失敗するケースもあるので、見積もりの際に適切に施工してもらえるか確認するためにも、どのような注意点があるか知っておきましょう。

 

高圧洗浄でスラリー層を除去する

モニエル瓦が他の屋根材と違う大きな点は、スラリー層があることです。

成形されたモニエル瓦に着色スラリーという着色剤が厚めに塗られており、更にその上にクリアー塗料で覆われています。

このスラリー層が残ったままだと新しい塗料を塗っても古い塗膜ごと剥がれてしまいます。

 

そのため、屋根塗装の際には強力な水圧の高圧洗浄機でしっかりと取り除かなければなりません。

高圧洗浄でも落としきれないスラリー層は手作業で取り除きます。

 

モニエル瓦専用塗料で塗装する

屋根用の下塗り材や塗料にはたくさんの種類や製品があります。

モニエル瓦はモニエル瓦専用の下塗り材を選ばなければなりません。

不適切な下塗り材を選ぶと、せっかく塗装しても密着性が悪く、早期剥離が起こります。

 

見積書に記載されている下塗り材がモニエル瓦適用かどうかは塗料メーカーのHPやカタログで確認できます。

もし、見積書に下塗り材の記載がない場合は「なんという下塗り材を使うのか」を聞いておきましょう。

 

モニエル瓦塗装の費用相場

モニエル瓦の塗装にかかる費用は一般的な大きさのお宅で約40~80万円が相場です。

実際にいくらかかるかは、塗装面積・塗料のグレード・ひび割れなどの補修内容などによって異なります。

 

また、業者によっても費用が大きく変わります。

同じ家の同じ工事内容でも、10万円以上も違うことは珍しくありません。

残念なことに悪徳業者も存在するので、屋根塗装をご検討の際は2社以上から見積もりを取り、費用や提案内容を比較することをおすすめします。

 

モニエル瓦が割れたらどうする?

モニエル瓦のメンテナンス方法を徹底解説!劣化症状・補修方法・塗装方法とは (4)

定期的な屋根塗装で屋根材を保護することも大切ですが、割れてしまった場合はどう工事をすればいいのでしょうか。

業者が撮影した写真で瓦が割れているのを知った、欠けた瓦が落ちてきた場合の対処方法について解説します。

 

小さなひび割れは塗装でOK

小さなひび割れは特別な補修はせずに塗料で埋められる場合があります。

業者に「このくらい小さいものなら塗装で大丈夫ですよ」と言われたら、それほど心配しなくて大丈夫でしょう。

 

やや大きめなひび割れはシーリングで補修

ひび割れがある程度大きい場合はシーリング補修を提案されることがあります。

シーリングとは建物の部材と部材の間を埋めているゴム製の樹脂で、外壁材の継ぎ目、キッチンと壁の間、ドア周りなど、さまざまな場所に使われています。

防水性に優れ、クッション性もあるのでひび割れ補修にも適しています。

 

部分的な割れは部分交換

多数のひび割れが起こっているわけではなく、一部だけの割れには交換で対処できる場合があります。

ただ、モニエル瓦は生産を終了しているため、新品はまず手に入りません。

どこかの商社の倉庫に残っているかもしれませんが、可能性は低いでしょう。

 

新品ではありませんが、モニエル瓦から新しい屋根材に葺き替えるお宅があるので、その瓦を取っている業者はあります。

瓦屋さんルートを辿って中古品が見つかる可能性はあります。

 

割れが多い、寿命が過ぎたら葺き替え

ひび割れや欠けが多い、モニエル瓦の寿命が過ぎているという場合は部分補修や交換をしても、他の部分ですぐ不具合が起こるのは目に見えています。

なお、モニエル瓦の寿命は約20~30年です。

 

寿命が過ぎてもだましだまし使っていると何度も工事をしなければならず、費用がかさんでしまいます。

雨漏りを起こす可能性も高くなるので、葺き替えることをおすすめします。

 

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  • 安全衛生教育修了
  • 労働安全衛生法による技能講習終了
  • 他、多数
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