屋根工事で重要視すべき、防水機能を左右するルーフィングとは?

投稿日:2025年10月22日

屋根リフォームや雨漏り補修で屋根の工事をお考えの際、重要な選択をする場面がいくつかあります。
施工業者選び、新しい屋根材選び、日程の選択など・・・。

もう1つ、『ルーフィング』の存在をご存知でしょうか。
ルーフィングは、お住まいの防水機能を左右する重要な建材なので、慎重に選ぶことをおすすめしています。

 

そこで今回はルーフィングとは何か、その役割、種類、選び方に至るまで詳しく解説します。
屋根工事を予定されている方はぜひ参考になさってください。

 

ルーフィングとは?

屋根工事で重要視すべき、防水機能を左右するルーフィングとは? (4)

ルーフィングとは屋根材の下に敷かれる防水シートのことを指します。
正式には「下葺き材(したぶきざい)」や「ルーフィングシート」とも呼ばれ、屋根の防水性能を支える重要な建材です。
屋根工事では野地板(屋根の基盤となる板)の上にルーフィングを張り、その上に瓦やスレート、金属屋根などの屋根材を葺きます。

 

屋根は一番上に葺いてある屋根材だけでは完全に雨水を防げません。
屋根材は主に美観や耐久性を担いますが、隙間から入り込む雨水や風雨による横殴りの雨を防ぐのはルーフィングの役割です。
台風や豪雨時に屋根材の隙間から水が浸入しても、ルーフィングがそれをブロックし、建物内部への雨漏りを防いでいます。
ルーフィングにはグレードがあり、質が高いほど破損に強く、丈夫にお住まいを守ります。

 

屋根工事でルーフィングを重要視すべき3つの理由

屋根工事で重要視すべき、防水機能を左右するルーフィングとは? (2)

屋根工事の際、ルーフィングを重要視すべき理由は主に3つあります。

 

①防水機能の強化

ルーフィングは屋根の「防水の要」であり、雨水の浸入を防ぐ第一線です。
万が一、屋根材が破損した場合でもルーフィングが機能していれば即時の雨漏りを防げます。
日本のような多雨多湿の気候では防水性能が低いルーフィングを選ぶと、数年で問題が発生するリスクがあります。

 

②建物の耐久性向上

ルーフィングは湿気や結露も防ぐ建材です。
屋根内部に湿気が溜まると、木材の腐食や断熱材の劣化を招きます。
高機能なルーフィングを選べば内部結露を防ぎ、建物の長寿命化に寄与します。

 

③コストパフォーマンスが高い

グレードの高いルーフィングは初期投資はかかりますが、耐用年数が長いと長期的に見てメンテナンス費用を抑えられます。
質が低いルーフィングだ早くに寿命がきて破れてしまい、雨水が建物内部に浸入し、屋根工事だけでなく内装工事も必要になる恐れがあります。
屋根工事の総費用の中でルーフィングは10~20%程度を占めますが、ここのコストを抑えると全体の工事効果が半減します。

 

ルーフィングの種類

屋根工事で重要視すべき、防水機能を左右するルーフィングとは? (3)

ルーフィングにはいくつかの種類があり、それぞれ防水機能や耐用年数、価格が異なります。
主な種類を以下にまとめます。

 

アスファルトルーフィング

最も一般的なタイプで、フェルト状の紙にアスファルトを染み込ませたものです。
防水性が高く、安価(1㎡あたり200~400円程度)ですが、耐用年数は10-20年と短めです。
主にスレート屋根や瓦屋根の下地に使われます。
欠点は透湿性が低いため、湿気が溜まりやすい点です。

 

改質アスファルトルーフィング

アスファルトルーフィングを改良したもので、ゴムや樹脂を添加して柔軟性と耐久性を向上させたタイプです。
耐用年数は20~30年と長く、価格は1㎡あたり400~600円が相場です。
防水機能が高く、寒冷地や高温多湿地域に適しています。

 

透湿ルーフィング

高機能タイプで、雨水は防ぎつつ内部の湿気を外に逃がす透湿性があります。
防水機能だけでなく、結露防止効果も抜群で、多くのお住まいに採用されています。
耐用年数は30年以上で、価格は1㎡あたり500~800円です。

 

合成繊維ルーフィング

不織布やポリエチレンなどの合成素材を使ったルーフィングです。
軽量で施工しやすく、耐久性が高い(耐用年数20~40年)のが特徴です。
価格は1㎡あたり300~500円が相場で、金属屋根やフラット屋根に適しています。

 

ルーフィング比較表

種類 耐用年数 価格(1㎡あたり) 特徴
アスファルトルーフィング 約10~20年 約200~400円 安価だが透湿性低め
改質アスファルトルーフィング 約20~30年 約400~600円 柔軟性、耐久性が高い
透湿ルーフィング 約30年以上 約500~800円 湿気を逃がす機能あり
合成繊維ルーフィング 約20~40年 約300~500円 軽量で施工しやすい

 

ルーフィングの選び方は屋根の形状や地域の気候、予算によって変わります。
例えば、勾配の急な屋根にはアスファルトルーフィングが。平らな屋根には透湿タイプがおすすめです。
防水機能を最大化するため、JIS規格(日本工業規格)適合品を選びましょう。

 

ルーフィング選びの流れ

屋根工事で重要視すべき、防水機能を左右するルーフィングとは? (5)

ルーフィング選びは以下のステップで進めると、失敗が少なくなります。

 

STEP1.業者に調査を依頼する

屋根の形状やルーフィングの劣化状態、施工面積を確認してもらいます。

必要のない工事まで契約しないよう、状態は口頭での報告だけでなく、写真でも見せてもらいましょう。

 

STEP2.見積書を確認する

調査結果をもとに業者が見積書を作成します。
工事内容や価格、ルーフィングも含めた使用材料が記載されているはずです。
もし、使用材料名が詳しく書かれていない場合は明確な見積書を提示してもらいましょう。

 

STEP3.複数社から見積もりを取る

1社からの見積書だけでは、その工事内容・材料・価格が適正かどうか判断するのは難しいものです。
2社以上から見積もりを取り、比較することで希望通りの内容が見えてきます。

 

屋根のことなら町田塗装店へ!

ルーフィング選びは、気候、屋根形状、耐用年数、予算、環境負荷を総合的に考慮することが重要です。
防水機能を最大化するには、できるだけグレードの高いルーフィングを選び、信頼できる業者に施工を依頼しましょう。
適切な選択で、家の耐久性と快適性を長期間保てます。

 

当社、町田塗装店は外装工事を中心に幅広い施工を承っています。

屋根工事や塗装工事、雨漏り補修の経験も豊富にございますので、外装工事のことなら何でもお任せください。

相見積もりも大歓迎!ご相談・調査・お見積もりは無料ですのでお気軽にどうぞ(^^)/

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