屋根板金工事(棟板金・谷樋板金・雨押さえ板金)の劣化症状と修理方法

投稿日:2024年1月27日

屋根に詳しい方でなければ、屋根板金工事がどんなものか、なかなか想像しにくいのではないでしょうか。

しかし、私たちにとって屋根板金は非常に身近な存在です。

定期的に屋根板金工事をすることによって、雨漏りを防止することができます。

 

この記事では屋根板金工事についてわかりやすく解説します。

大切なお住まいを守るために、ぜひ参考にしてくださいね。

 

屋根板金工事とは?

屋根板金工事(棟板金・谷樋板金・雨押さえ板金)の劣化症状と修理方法 (4)

屋根板金工事とは屋根に使用されている金属板に関連する修理工事を言います。

屋根には金属製の板金が各所で使われています。

屋根板金は種類によって役割が違いますが、屋根の本来あるべき機能を維持するために欠かせない役割を担っている部材です。

劣化症状が見られたときには速やかに板金工事をして修繕することが、お住まいの寿命を保つためには欠かせません。

 

屋根板金の種類と特徴

屋根板金として主要なのは棟板金、谷板金、水切り板金の3つです。

ここではこの3つの屋根板金の役割や特徴をご紹介します。

 

 

棟板金

屋根板金工事(棟板金・谷樋板金・雨押さえ板金)の劣化症状と修理方法 (1)

棟板金は三角屋根の一番上のところに設置されている山型の板金です。

スレート屋根や金属屋根に使用されている板金で、棟板金によって屋根の棟の接続部分から雨漏りが起こらないようにしています。

棟板金の下には貫板が入っていて、屋根材を固定してつなぎ留める役割をしています。

棟板金はお住まいの中で最も太陽光や風雨にさらされる場所にあるため、屋根材や他の板金よりも劣化しやすいので注意が必要です。

 

谷板金(谷樋)

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谷板金は雨樋としての機能を持っています。

屋根の傾斜の中で谷のように凹んでいる部分が谷樋板金の場所です。

凹んだ部分が雨や雪などの流れる流路の役割をしています。

水はけを良くする上で重要な役割を担っていますが、雨だけでなく屋根に降り注いだあらゆるものの受け皿になるので劣化しやすい傾向があります。

 

雨押さえ板金

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雨押さえ板金は水切り板金や壁押さえ板金と呼ばれることもあります。

屋根と外壁の間に取り付けられている板金です。

雨押さえ板金は屋根から流れて外壁を伝う水による外壁の劣化、雨漏りなどを防ぐ重要な役割を担っています。

屋根板金が劣化すると外壁の劣化も進みやすくなるので、劣化している場合は早めの板金工事が必要です。

 

 

屋根板金が劣化すると起こるトラブル

屋根板金の劣化が起こるとどのようなトラブルが発生するのでしょうか。

屋根板金工事による修理をした方が良い理由、必要性を確認しておきましょう。

 

 

雨漏りが起きる

屋根板金の劣化が起こると雨漏りのリスクが高くなります。

棟板金は屋根のてっぺんの部分で屋根材をつないでいるので、劣化すると隙間ができて雨漏りに発展する原因になります。

谷板金の劣化は水はけを悪くしてしまい、屋根材や外壁材の劣化を通して雨漏りを誘発する恐れがあるので注意が必要です。

 

屋根材が飛散する

棟板金は屋根材を接続する役割が大きいので、劣化してしまうと屋根材や板金そのものが暴風のときに飛ばされる恐れがあります。

台風では屋根材が飛ばされてしまい、雨漏りになることもあり得るでしょう。

 

また、屋根材や屋根板金が飛んでいった先で家屋を傷つけたり、人に怪我を負わせる可能性もあるので、屋根板金は良好な状態を保つことが大切です。

 

 

よくある屋根板金の劣化症状

ここでは屋根板金によく見られる劣化症状についてご紹介します。

1つでも当てはまる場合は、屋根板金工事をご検討ください。

 

谷板金のつまり

谷板金が落ち葉や鳥の羽などでつまった場合は早めにつまりを除去する必要があります。

雨水が屋根から正常に流れず、谷板金の先にある雨樋もつまる可能性が高いからです。

 

つまりを除去しただけでOKな場合もありますが、つまりによって谷板金や雨樋が破損したり歪んでないかも確認しましょう。

不具合がある場合は補修や交換が必要です。

 

錆び

屋根板金には金属が使用されています。

金属部の塗装が剥がれると、雨水によって錆びが発生します。

現在では錆びにくいガルバリウム鋼板を使用している建物が増えていますが、全く錆びないわけではありません。

錆びが発生すると屋根板金は脆くなり、耐久性も低下します。

 

釘抜け・釘浮き

屋根板金を留めている釘は、熱膨張によって徐々に浮いてきます。

更に強風や地震などによる影響で屋根板金を留めている釘が緩んだり、抜け落ちたりすることがあります。

釘が抜けてしまうと屋根板金を固定する力が弱まるので、強風で飛んでいく可能性が高くなります。

 

 

穴開き

屋根板金の劣化が進行すると穴が空くリスクがあります。

穴開きあるいは孔開きと呼ばれる現象で、金属部が錆びて劣化したことや、釘が抜けたことが原因で起こるのが典型的です。

穴が開いてしまうと水が浸入するので雨漏りの原因になります。

まだ屋内では雨漏りが見られていない場合でも、屋根裏では雨漏りが起こっている可能性があります。

 

屋根板金の変形

板金が変形してしまっているのは劣化の明確な症状です。

釘が緩んでいたり、釘抜けになっていたりする状況で強風にさらされると、屋根板金自体が歪んでくる場合があります。

歪んだ屋根板金では雨漏りを防ぐことも、屋根材をつなぎ留めることもできないので早急な板金工事が必要です。

 

 

屋根板金の修理方法

屋根板金工事(棟板金・谷樋板金・雨押さえ板金)の劣化症状と修理方法2

屋根板金の修理方法は板金の状態によって異なります。

屋根修理の板金工事はプロに調査を依頼し、必要な工事内容を提案してもらいましょう。

ここでは当社でよく行っている屋根板金の修理方法をご紹介します。

 

釘打ち

棟板金の釘抜けや釘浮きが起きているときには釘の打ち直しをします。

更に釘頭をコーキング材で被せ、釘の抜けを防止しています。

 

屋根板金周辺の清掃

谷板金に落ち葉や鳥の羽などがつまっているときには清掃をします。

つまりが起こってから清掃をしようと思うと、清掃だけでなく補修工事や交換工事が必要になる場合があります。

つまりが起こらないよう、常に水が正常に流れる状態を保つことが大切です。

 

 

塗装

屋根板金を塗装することで部材を保護することができます。

屋根板金の塗装の際は下塗りで必ず錆び止めを使用します。

そうすることで、しばらく錆びの発生を予防できます。

錆止めの効果は永久ではないので、定期的な塗り替えが必要です。

 

 

屋根板金の交換

屋根板金の錆びが酷い場合、変形している場合、穴開きが起こっている場合などは交換が必要なケースが多いです。

棟板金の場合は、下地の貫板が腐食している場合もあるので、その場合は一緒に交換をします。

他の部材にも影響が起こっている可能性もあるので、調査をして必要な工事を提案します。

 

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