葺き替え工事と葺き直し工事の違いとは?メリット・デメリットと費用相場

投稿日:2024年7月11日

屋根が原因での雨漏りの場合、葺き替え(ふきかえ)工事や葺き直し(ふきなおし)工事を提案されることがあります。

雨漏りに限らず、屋根のリフォームやメンテナンスを相談すると提案されることもあるでしょう。

どちらも似た名前ですが、少し違いがある工事です。

具体的にどのような違いがあるのか、メリットやデメリット、費用相場についてご紹介します。

 

葺き替え工事・葺き直し工事とは~工事の流れ~

葺き替え工事と葺き直し工事の違いとは?メリット・デメリットと費用相場 (1)

まず、葺き替え工事と葺き直し工事はどんな工事なのかご紹介します。

 

葺き替え工事とは

葺き替え工事は、もとの屋根材を処分し、新しい屋根材を葺く工事です。

ルーフィングや野地板も新しくし、新品の屋根材を葺くので屋根の劣化状態を丸ごとリセットできます。

 

葺き直し工事とは

葺き直し工事は、もとの屋根を撤去後、処分はしません。

ルーフィングや野地板を新しくした後、取り外した屋根材をもとに戻します。

 

 

葺き替え工事と葺き直し工事の工程

葺き直し工事と葺き替え工事は以下の工程で行います。

①足場設置

②既存屋根撤去

③野地板増し張り、または張り替え

④ルーフィング敷き

⑤屋根材設置

⑥足場解体

 

どちらも流れはそれほど変わりありません。

どこが違うかと言うと、②で撤去した屋根材を処分するのが葺き替え工事、処分しないのが葺き直し工事。

⑤で設置する屋根材が新品の屋根材が葺き替え工事、もともと葺いてあった屋根材を戻すのが葺き直し工事です。

 

葺き替え工事のメリット・デメリット

葺き替え工事と葺き直し工事の違いとは?メリット・デメリットと費用相場 (2)

屋根工事で葺き替え工事か、葺き直し工事か、選択をしなければならない場合があります。

それぞれのメリットとデメリットを知り、どちらにすべきか総合的に検討しましょう。

 

メリット

・屋根のイメージを一新できる

既存の屋根材を違う屋根材にする葺き替え工事は、外観を新しくできます。

築年数が経つと、お住まいや屋根のデザインに飽きてくるかもしれません。

葺き替え工事ならデザイン、素材、色をご自身で選べます。

 

・耐震性が向上する

葺き替え工事では既存の屋根と同じ種類を選ぶこともできますが、重たい屋根から軽い屋根に葺き替えると耐震性を向上させることができます。

特に、昔ながらの瓦屋根から軽量のガルバリウム鋼板やスレート瓦にすると、半分以上軽くなります。

地震でお住まいが倒壊する、瓦が落下するというケースがあるので、今の内から軽量の屋根に替えておくと安心です。

 

・既存屋根がどんな状態でも施工可能

葺き直し工事は既存の屋根材の状態が良くなければ行えません。

葺き替え工事は既存の屋根がどんな状態で、どのような素材であっても施工可能です。

 

・今後のメンテナンスが楽になる

既存の屋根材によっては頻繁にメンテナンスをして費用がかさんでしまうこともあります。

最新の屋根材は劣化が起こりにくい製品も多いので、選ぶ屋根材によっては今後のメンテナンスを楽になり、メンテナンスコストも抑えることができます。

 

デメリット

・費用が高い

葺き替え工事は葺き直し工事、屋根カバー工法、屋根塗装などの屋根のリフォーム工事の中で最も費用がかかります。

葺き直し工事よりも高くなる理由は、もとの屋根材の処分費用と、新しい屋根材の購入費がかかるからです。

 

葺き直し工事のメリット・デメリット

葺き替え工事と葺き直し工事の違いとは?メリット・デメリットと費用相場 (4)

続いて、葺き直し工事のメリットとデメリットを紹介します。

葺き替え工事と具体的にどのような差があるのかチェックしてみてください。

 

メリット

・葺き替え工事より安い

既存の屋根材を一旦外し、下地をやり替えて屋根材を戻す工事なので、既存屋根の処分費用がかかりません。

割れなど無く、全ての屋根材を再利用できれば新しい屋根材を購入する費用もかからないので、費用を抑えることができます。

 

・環境に優しい

葺き直し工事は屋根材を処分しないので、処分で発生する環境への負荷も軽減できます。

屋根材の処分には運搬や粉砕などで機材が必要で、排気ガスのような温室効果ガスが発生します。

そのため、葺き直し工事は環境に優しい工事と言えます。

 

・外観が変わらない

今の屋根のデザインを気に入っている方は、もとの屋根材をそのまま使うので外観が変わらない葺き直し工事はメリットと言えるでしょう。

そのままの見た目で下地をやり替えることができ、屋根の強度や防水性が向上します。

 

デメリット

・破損している場合、同じ瓦を入手できないことがある

既存の屋根材が破損している場合、その部分だけ新しく交換しますが、同じものを入手できないケースがあります。

お住まいの築年数が長いと、瓦の製造業者が廃業していたり、その製品が廃盤になっていることも珍しくありません。

 

・施工できる業者が少ない

葺き直し工事は他の屋根工事よりも専門性が高く、施工してくれる業者はそれ程ありません。

お願いしたかった業者に断られてしまう場合があるので、業者探しに苦戦されることもあるでしょう。

 

・施工できない屋根材がある

葺き直し工事は基本的に、耐用年数が長い陶器瓦の場合に行います。

屋根材の種類や、陶器瓦の寿命が過ぎている場合は施工できません。

 

葺き替え工事と葺き直し工事の費用相場

葺き替え工事と葺き直し工事の違いとは?メリット・デメリットと費用相場 (3)

屋根工事で一番気になるのは、その費用でしょう。

どんなに良い工事であっても、予算オーバーでは無理をすることになります。

 

2つの工事で大きく異なるのは既存の屋根材の処分費用と、新しい屋根材の材料費がかかるかどうかです。

葺き替え工事はこれらの費用がかかりますが、葺き直し工事は基本的にかかりません。

そのため、費用には以下のような差が出ます。

葺き替え工事 約150万円~200万円
葺き直し工事 約120万円~180万円

上記は一般的な大きさのお住まいであり、あくまで目安です。

費用は依頼する業者や使用する屋根材、下地、面積によって異なります。

実際にいくらかかるかは、業者に見積もりを取ってもらいましょう。

 

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