雨漏りの原因となりやすい笠木ってどこ?危険な症状やメンテナンス方法とは

投稿日:2025年3月30日

ベランダや塀などの上に笠木という部材が設置されている場合があり、ここが劣化することで雨漏りに繋がるケースが非常に多いです。

構造上、雨水が当たりやすく劣化スピードが早い場所なので、定期的にメンテナンスをして雨漏りを防ぎましょう。

 

今回はそんな笠木にフォーカスを当て、そもそも笠木とはどこなのか、危険な劣化症状や必要なメンテナンスは何かなどを詳しく解説します。

安心して過ごすためにも、ぜひ最後までご覧ください。

 

笠木とは?どこに設置されている?

雨漏りの原因となりやすい笠木ってどこ?危険な症状やメンテナンス方法とは (4)

笠木はベランダやバルコニー、階段などの手すり、屋上の壁部分の上部などに取り付けられています。

外だけでなく、室内の階段の上やキッチンカウンターの上などにも取り付けられている場合があります。

 

文字通りに笠の役割をする部材で、笠木の下の部材を雨水などから守っています。

そのため、ある程度の耐久性は持っている部材なのですが、どうしても年月が経つにつれて劣化していきます。

 

雨漏りに繋がる危険な症状とは

雨漏りの原因となりやすい笠木ってどこ?危険な症状やメンテナンス方法とは (2)

「雨漏りは屋根から」というイメージが強い方も多いかと思いますが、実際には笠木からの雨漏りも少なくありません。

笠木部分は手すりなどの屋根の役割をしており、紫外線や雨水の影響を直接受けているため、劣化しやすい場所だからです。

雨漏りが起こると簡単な修繕だけでは済まない可能性が高いため、そうなる前に雨漏りに繋がる症状が発生していないかチェックしてみましょう。

 

目地の部分に隙間ができている

笠木と笠木の目地の部分にはシーリング材というゴム製の樹脂が埋められています。

最初の頃は柔らかいのですが、年月が経つにつれて硬質化し、やがてひび割れや剥がれ、亀裂などが発生して隙間ができてしまいます。

 

中にはシーリングではなくパッキンやプラスチックのような部材で目地を塞いでいる場合もありますが、紫外線などの影響によって劣化してしまうため、隙間ができることがあります。

建物というのは少しでも隙間ができると雨漏りが起こってしまうため、要注意です。

笠木自体が傷んでいる

笠木自体がサビていたり、ひび割れが起こっている、反っている、剥がれいるなどの症状が発生している場合は危険度が高いです。

雨水が入り込むと外壁や内部の木材などに水がまわって腐食してしまいます。

 

真上から釘を打っている

笠木を固定している釘が真上から打ってある場合は、雨水が釘を伝って内部に入りやすいので注意が必要です。

釘は防水シートを突き抜けて打ってあるので、内部に雨水が入り込むと内部が腐食して雨漏りに繋がります。

真上からではなく、横から打ってある場合でも釘が緩んでいる場合は雨水が入り込んでしまいますのでチェックしてみてください。

 

笠木の劣化を放置して雨漏りが起こるとどうなる?

雨漏りの原因となりやすい笠木ってどこ?危険な症状やメンテナンス方法とは

前述した危険信号が発生しているにも関わらず放置し続けると、やがて雨漏りが起こります。

そうなると、どうなってしまうのか見ていきましょう。

 

ベランダの裏にシミができる

ベランダの腰壁の上にある笠木から雨水が入り込んだ場合、ベランダの裏側である軒天にシミができて現れます。

地上から上を見て、軒天にシミができている場合は雨漏りが起こっている可能性が高いので、早めに対処をしましょう。

 

室内に雨水が浸入する

雨漏りは最終的に室内に到達し、家財を傷めたりカビが繁殖します。

建物を内部から傷めている状態なので、全体的に脆くなり、耐震性も資産価値も低下する恐れがあります。

 

シロアリが発生する

シロアリは湿った木材を好む害虫です。

雨水が建物の内部に入れば木材が濡れてしまうので、シロアリを呼び寄せてしまう恐れがあります。

 

鉄部にサビが発生する

RC構造のお住まいであっても、雨漏り被害は無縁とは言えません。

内部の金属がサビてしまうと、体積が増えるのでコンクリートを押し出して破壊する場合があります。

 

笠木のメンテナンス方法

雨漏りの原因となりやすい笠木ってどこ?危険な症状やメンテナンス方法とは (3)

笠木は雨漏りなどのトラブルが起こらないよう定期的にメンテナンスをしておくと安心です。

ここでは定期メンテナンスの他、雨漏りが起こった場合でも行う補修方法を紹介します。

 

シーリング打ち替え工事

シーリングは早くて3年、平均して10年程度で劣化します。

どのくらいで劣化するかは環境、使用されているシーリング材、適切な施工が行われているかどうかで変動します。

目立った劣化症状が見られない場合は5年程度か、遅くても10年に1度を目安に業者に点検を依頼するといいでしょう。

 

シーリングは基本的に既存の箇所をカッターなどで撤去し、下地処理や下塗り後、新しいシーリングに打ち替えます。

 

塗装工事

笠木自体を雨水や紫外線から守るために定期的に塗装工事を行うのが基本です。

塗装工事に使用する塗料には耐候性(紫外線・雨水などから守る機能)やサビ止め効果を持つものがあります。

施されている塗装は経年劣化などによって効果を失っていくので、約10年に1度を目安に塗り替えて保護し直しましょう。

 

笠木の交換

笠木自体が傷んでしまい、寿命を迎えた場合は交換をします。

できるだけ補修工事で安価に済ませたいところですが、サビが進行している、凹みや反りなどの変形が著しい場合は交換を行いましょう。

今の笠木のデザインを変えたい、違う素材にしたいという場合も交換をご検討ください。

 

防水シートを交換する

基本的に笠木の下には防水シートが張られています。

もし笠木に不具合が起こったとしても、防水シートに問題が起こっていなければ雨漏りを防ぐことができます。

防水シートの寿命が過ぎている場合や雨漏りが起こっている場合は防水シートの交換を行います。

 

建物のことなら町田塗装店へご相談を!

笠木はお住まいにとって大切な部材の1つですので、雨漏りが起こらないよう定期的なメンテナンスをおすすめします。

とは言え、「これは工事が必要なんだろうか」と判断が難しい場合もあるでしょう。

当社、町田塗装店では無料でお住まいの点検を行い、工事が必要な場合にはお見積書を作成します。

定期的な点検や笠木のメンテナンス、雨漏りの補修も承っています。

ご不明点や気になることがございましたら、お気軽にお問合せください。

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