屋上防水工事の種類と耐用年数・費用相場は?失敗しない選び方も紹介します

投稿日:2025年11月28日

建物の屋上は常に紫外線、雨、風、温度変化などの過酷な環境にさらされています。

防水層の劣化を放置し続けると、建物内部への浸水や躯体の劣化を引き起こし、大規模な修繕が必要になることもあります。

 

そこで今回は、屋上防水工事の主な種類とそれぞれの耐用年数、特徴について詳しく解説します。

適切な防水工法を選ぶことで、長期的なコスト削減と建物の資産価値維持につながるので、ぜひ参考になさってください。

 

防水工事の種類別!耐用年数と費用相場

屋上防水工事の種類と耐用年数・費用相場は?成功するための最大のポイントも紹介 (2)

屋上防水工事には複数の工法があり、建物の構造や用途、予算に応じて最適な方法を選択する必要があります。

ここでは代表的な4つの工法について詳しく解説します。

 

ウレタン防水

耐用年数:約10~13年

費用相場:約4,000円~7,000円/㎡

ウレタン防水は液状のウレタン樹脂を屋上に塗布して防水層を形成する工法です。

継ぎ目のない一体型の防水層ができるため、複雑な形状の屋上にも対応できる点が大きな特徴です。

 

ウレタン防水の最大のメリットは施工の柔軟性にあります。

既存の防水層の上に重ね塗りできる場合が多く、撤去費用を抑えられます。

また、軽量なため建物への負担が少なく、マンションやビルの屋上に広く採用されています。

施工方法には密着工法と通気緩衝工法があり、下地の状態に応じて選択します。

 

デメリットは職人の技術によって仕上がりに差が出やすいことと、紫外線による劣化を防ぐためにトップコートの定期的な塗り替え(5〜8年ごと)が必要なことが挙げられます。

 

FRP防水

耐用年数:約10~12年

費用相場:約5,000円~8,000円/㎡

FRPとはFiber Reinforced Plastics(繊維強化プラスチック)の略で、ガラス繊維とポリエステル樹脂を組み合わせた硬質な防水層を形成する工法です。

浴槽やプールにも使用される素材で、防水性と強度に優れています。

軽量でありながら耐摩耗性も高いため、歩行頻度の高いベランダや屋上にも適しています。

 

デメリットは硬質な素材のため建物の伸縮に追従しにくく、ひび割れが発生しやすいことです。

また、広い面積の施工には不向きですので、戸建て住宅のベランダや小規模な屋上におすすめです。

 

シート防水

塩ビシート防水の耐用年数:約15~20年

ゴムシート防水の耐用年数:約10~15年

費用相場:約4,500円~8,000円/㎡

シート防水は合成ゴムや塩化ビニールのシートを屋上に敷設して防水層を作る工法です。

工場で品質管理されたシートを使用するため、均一な品質が保証されます。

 

シート防水は塩ビシート防水とゴムシート防水があります。

塩ビシート防水は耐久性が高く、紫外線や熱にも強いのが特徴です。

シート自体に厚みがあるため、物理的な損傷にも比較的強く、人の歩行がある屋上にも適しています。

接着工法と機械的固定工法があり、後者は下地の状態が悪い場合でも施工可能です。

ゴムシート防水は伸縮性に優れ、建物の挙動に追従しやすい特徴があります。

ただし、塩ビシートに比べると耐久性はやや劣ります。

 

シート防水全体のデメリットは複雑な形状の屋上では施工が難しく、接合部分が弱点になりやすいことです。

 

アスファルト防水

耐用年数:約15~25年

費用相場:約5,500円~9,000円/㎡

アスファルト防水の最大の強みは、その耐久性の高さにあります。

多層構造により水密性が非常に高く、大規模な建物やビルの屋上に適しています。

施工方法には熱工法、トーチ工法、常温工法があり、熱工法が最も耐久性に優れています。

 

デメリットは、施工時に臭いや煙が発生すること、重量があるため建物の構造によっては採用できないこと、施工費用が高いことです。

また、熱工法では火気を使用するため、周辺環境への配慮が必要です。

 

防水工事の選び方

屋上防水工事の種類と耐用年数・費用相場は?成功するための最大のポイントも紹介 (3)

ここでは紹介した4つの防水工事の中から、どう選ぶのか、その方法を紹介します。

最適な防水工法を選ぶには建物の種類と使用目的、予算を考慮しましょう。

 

建物の構造による選択

木造住宅の場合は建物への荷重を考慮し、軽量なウレタン防水やFRP防水が適しています。

鉄筋コンクリート造のマンションやビルでは、耐久性の高いアスファルト防水やシート防水が選ばれることが多いです。

既存の防水層の種類も選択に影響し、同じ工法での改修が最も効率的な場合があります。

予算と耐用年数のバランス

初期費用だけでなく、今後のメンテナンス費用を含めたライフサイクルコストで考えることも必要です。

アスファルト防水は初期費用が高めですが、耐用年数が長いため長期的にはコストパフォーマンスに優れる場合があります。

一方でウレタン防水は初期費用が抑えられますが、定期的なトップコート塗り替えが必要です。

用途に合わせた選び方

屋上の歩行頻度が高い場合、耐摩耗性の高いFRP防水やシート防水が適しています。

植栽が多くある場合は、根の貫通に強い耐根性シートがおすすめです。

ドレン周辺や複雑な形状の部分には、どんな形状の場所にも施工可能なウレタン防水を部分的に施工するのも良いでしょう。

 

防水工事の相談、依頼する業者選びのポイント

屋上防水工事の種類と耐用年数・費用相場は?成功するための最大のポイントも紹介 (1)

防水工事の成否は業者選びで決まるといっても過言ではありません。

迷った時、不安になった際にはコミュニケーションの取りやすい対応の良さ、知識が豊富な業者を選びましょう。

 

また、施工の仕上がりは業者の技術力や経験にかかっています。

「シートの端がよれている」「工事をしたのにすぐ雨漏りが起こった」という事態にならないよう、施工実績が多いか、業歴は長いか(最低でも5年以上)、保証やアフターフォローは充実しているかなどを確認し、安心して任せられる業者に依頼をしましょう。

 

防水工事、塗装工事のことなら町田塗装店へ!

防水工事にはウレタン防水、FRP防水、シート防水、アスファルト防水それぞれに特徴があり、建物の構造や用途、予算に応じて最適な工法を選択することが大切です。

耐用年数は工法によって10年から25年程度と幅がありますが、定期的なメンテナンスによって寿命を延ばすことが可能です。

劣化のサインを見逃さず、適切なタイミングで工事を行うことで、建物の資産価値を長期的に維持できます。

防水工事は専門性の高い工事のため、経験豊富で信頼できる業者に相談をしましょう。

 

当社、町田塗装店は町田市の塗装工事・防水工事の施工実績が多数ございます。

おかげ様で累計施工実績は10,000棟以上になり、たくさんの建物の施工をお任せいただきました。

これまで培ってきた経験や知識を活かし、ベストな工法の選択、施工を行います。

ご相談、お見積もりは無料ですので、まずはお問合せくださいますと幸いです。

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