塗装工事は下地処理、下塗りが非常に重要です!

投稿日:2023年7月24日

屋根塗装、外壁塗装、付帯部工事は、ただ新しい塗料を塗るだけの工事ではありません。

塗料を塗る前には沢山の下地処理の工程や、下塗りを行います。

これらの工程が最後の仕上がりの美しさ、塗膜の寿命に大きく影響します。

 

この記事では、塗装工事における下地処理の工程や、下塗り材の種類などについて詳しく解説します。

 

下地処理って何をするの?

塗装工事は下地処理、下塗りが非常に重要です! (2)

塗装工事では、一般的に以下のような下地処理を行います。

 

1.高圧洗浄

長年メンテナンスをしていない外壁や屋根というのは、以下のような不純物が付着しています。

・汚れ

・カビ、苔

・チョーキング現象の粉

これらの不純物が残った状態で塗料をペタペタと塗ってしまうとどうでしょう。

下地と塗料の間にモノが挟まった状態になるので、塗膜は凸凹になり、綺麗な仕上がりにはならないでしょう。

また、不純物が邪魔をして塗膜が剥がれやすくなります。

 

そのため、業務用の高圧洗浄を使って下地を綺麗にしておきます。

最近では家庭用の高圧洗浄機をホームセンターやテレビショッピングで良く見かけるので、お持ちの方も多いかと思いますが、家庭用のものよりも業務用のものの方がはるかに威力が強いです。

長期間に渡って長年蓄積、こびりついていた不純物を綺麗に洗い流します。

 

2.養生

養生は、窓や玄関ドアなど、塗装しない場所をビニールシートやマスキングテープで保護し、塗料がつかないようにしておく作業です。

塗料は液体なので、あちこちに飛んでしまったり、垂れたりします。

それでは綺麗な仕上がりにはならないので、ピッチリと養生をしておきます。

塗り終えて養生をバラすと綺麗な仕上がりになっている、というわけです。

 

養生が適当では、塗料が垂れて汚い仕上がりになります。

そのため、養生は職人の腕が試される、非常に重要な工程です。

 

3.劣化補修

塗装工事では、傷んだ部分の補修も行います。

 

特に多いのはシーリング工事です。

シーリングとは、サイディングボードや棟板金の継ぎ目、サッシ廻り、玄関廻りなどに施してあるゴム製の樹脂です。

部材と部材の間に埋められており、防水の役割と、地震などで揺れた時に緩衝材の役割をしています。

 

そんなシーリングが劣化すると、硬くなって亀裂が入ったり、剥がれてしまいます。

そうなれば防水の役割も、緩衝材の役割も担えなくなり、外壁にひび割れができたり雨水が建物の内部に侵入します。

 

シーリングの寿命は平均して10年ほどです。

塗装工事の目安も10年に1度程度なので、塗装工事とシーリング工事を一緒に行うことが多い、というわけです。

「塗装工事に欠かせないシーリング(コーキング)工事とは」はコチラ

 

次に多いのがひび割れ補修です。

特にモルタル外壁、化粧スレート屋根はひび割れやすいという特徴があります。

ひび割れは放置しておくと広がり、やがて隙間から雨水が建物の内部へ侵入してしまいます。

すると雨漏りになり、建物内部の木材が湿ってシロアリを呼び寄せたり、鉄部が錆びるなどの恐れがあります。

それだけでなく、雨漏りは火災や漏電にも繋がる可能性があるので軽視できません。

 

塗装前にひび割れを補修し、塗装で補修跡を目立たなくできます。

そうすることで、お住まいの寿命を延ばし、安心して生活をすることができます。

 

他にもサイディングボードの浮き、棟板金の釘の浮き・抜けなど、劣化箇所を補修します。

 

4.ケレン作業

ケレン作業とは、英語の『crean』が訛ってできた用語で、下地を綺麗にする作業です。

高圧洗浄では落とし切れなかった汚れ、剥がれかかっている古い塗膜、錆びなどの不純物をケレン棒などの手工具やディスクサンダーなどの電動工具で除去します。

 

特に錆びはそのままにしておくとどんどん広がり続け、最終的には穴が空いて雨漏りを起こしてしまいます。

錆びを除去せずに塗装をしても、塗膜の下で錆びは広がります。

そのため、塗装前には錆びを削り落とさなければなりません。

 

また、目粗し(目荒らし)という作業もケレン作業の内の1つです。

鉄部のような部材はツルツルとして塗料が定着しにくいです。

そのため、ヤスリなどで塗装面にわざと傷をつけてザラザラにします。

すると塗料がひっかかってくれるので、塗膜が定着し、剥がれにくくなります。

 

塗装の下塗りって何?

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下地処理が終わったら塗装に入るのですが、基本的にまずは下塗りをします。

下塗りは、仕上げ塗料とは全く違う”下塗り材”を使います。

 

下塗り材には様々な種類があり、目的別に選択して使用します。

 

下塗り材の種類

下塗りには沢山の種類があります。

ここでは、よく使われる3つの下塗り材を紹介します。

 

・シーラー

シーラーは、下地と仕上げ塗料の密着性を向上させるために使用します。

密着性が高ければ塗膜が剥がれにくくなり、長く丈夫に部材を保護できます。

 

また、傷んだ外壁や屋根というのは塗料を吸い込んでしまう性質を持っています。

塗料が吸い込まれるとムラができ、耐候性の高いところと低いところができ、見た目も悪いです。

シーラーを塗布しておくとムラを防止できます。

 

・フィラー

フィラーはひび割れや段、巣穴などがあればそれらを埋めて表面を平滑にできます。

下地を綺麗にしておけば、仕上げ塗料を塗った時に綺麗に仕上げられます。

クラックなど、傷みが激しい場合は補修効果があるフィラーが活躍します。

 

・プライマー

シーラーと大きな役割の差はありませんが、プライマーは金属素材の塗装をする際に使用します。

基本的な役割は下地と仕上げ塗料の密着性を高めることです。

錆び止め効果を含むプライマーが多いです。

 

町田市の外壁工事は町田塗装店へ!

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塗装工事の際は、これらの下地処理、下塗りの工程も記載されているか、しっかりと確認しましょう。

 

町田塗装店の調査、お見積りは無料です。

お住まいの状態に合わせて、適切な下地処理、下塗り材の選択をします。

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