板張り外壁(杉板外壁)のメンテナンス方法は?塗装はすべき?

投稿日:2024年7月24日

板張り外壁(杉板外壁)は古くから日本のお住まいに採用されており、とても趣があり、和モダンデザインで人気があります。

板張り外壁は一般的なモルタル外壁や窯業系サイディングとは全く違う素材なので、メンテナンス方法が異なります。

お住まいの外壁が板張り外壁という方は、「どのタイミングでメンテナンスすればいいのか」「どうメンテナンスすればいいのか」、気になりますよね。

この記事では板張り外壁の正しいメンテナンス方法を詳しく解説します。

 

板張り外壁(杉板外壁)とは

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板張り外壁は木材の板を張って作られた外壁のことをいいます。

木質系サイディングや羽目板とも呼ばれることがあります。

 

板張り外壁の特長は何といっても、その風合いでしょう。

本物の木材に、できるだけ余計な加工をせずに施工されるため、他の外壁材にはない温かみを演出してくれます。

最近ではガルバリウム鋼板やタイル仕上げなど、さまざまな外壁材も目にするようになりましたが、本物の木材を使った板張り外壁のお住まいは目を引くものがあります。

 

板張り外壁は塗装するべき?

板張り外壁(杉板外壁)のメンテナンス方法は?塗装はすべき? (2)

モルタル外壁や窯業系サイディングのような一般的な外壁材は定期的な外壁塗装が必要です。

板張り外壁については、必ずしも外壁塗装をする必要はありません。

以下のような状況に応じて塗装が必要かご検討ください。

 

こんな場合は塗装をした方がいい

防腐処理などの保護処理はした方が長持ちします。

極体に水分が過剰な状態が続くと杉板が腐ってしまうので、そのような環境であれば塗装をして防水性を持たせてあげましょう。

 

また、築年数が古くなり、表面がボロボロになっている場合は着色をしてスッキリとした見た目にする方法もあります。

 

このように板張り外壁に防腐処理をしたい、着色したい、防水性を高めたいという場合は外壁塗装をすることをおすすめします。

 

板張り外壁は塗装しなくてもいいという理由

杉板は環境さえ整っていれば長持ちする素材です。

年月が経つにつれて色合いや表面の風化などの症状が起こりますが、それもまた良い風合いと感じられるものです。

かえって塗装をしない方が経年変化を楽しめると感じる方も多くいらっしゃいます。

 

焼杉材は塗装が必要?

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焼杉材(やきすぎざい)とは杉板の表面を敢えて焼き焦がした外壁材をいいます。

漆黒の見た目はシンプルかつスタイリッシュで、最近特に人気が高くなっています。

 

焼杉材の表面は炭化しているのでシロアリや腐朽に強いのが特徴です。

そのため、表面に塗装は必要ないと思われるかもしれませんが、紫外線の影響で炭化層が徐々に風化し、雨で流れ落ちるので漆黒を維持したい場合は塗装が必要になります。

 

また、年月が経って炭化層が薄くなると一般的な杉板と同様に防腐・防虫処理をしなければなりません。

 

外壁塗装の費用相場は?

平均的な大きさのお住まい(30坪)の外壁塗装で、外壁材が窯業系サイディングの場合の費用相場は約60~80万円といわれています。

※劣化状態、お住まいの環境、使用塗料などにより費用は変わります。

 

一方、板張り外壁の塗装の場合は費用がプラス10~20万円かかるでしょう。

一般的な外壁材よりも下地処理に手間がかかり、部分張り替えなどの補修が多いことから高くなりがちです。

 

板張り外壁塗装の塗料はどう選ぶ?

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美観を向上させたい、耐久性を高めたい場合に外壁塗装をしよう、と決めた場合は塗料も選ぶことになります。

業者に外壁塗装を依頼した場合、いくつか塗料を提案してくれるでしょう。

ここでは大きく2つの塗料の種類を紹介します。

 

一般的な塗料で塗装

モルタル外壁や窯業系サイディングのように、シリコン塗料やラジカル塗料で塗装することができます。

色が付いた塗料になるので、着色したい場合は一般的な塗料を使用しましょう。

ただ、木材の独特の風合いは塗りつぶされ、元に戻すことはできないのでご家族と話し合って決めることをおすすめします。

 

他の外壁と違う点は下地処理に手間がかかります。

下地処理とは塗装前に塗料を密着させるために行う工程です。

板張り外壁の場合は表面がなだらかなので研磨や旧塗膜を除去する作業に時間がかかったり、反りや割れの補修も必要な場合は更に時間がかかります。

 

また、木材は他の外壁材と違って収縮や膨張するため、塗膜が剥がれやすいという特徴があります。

そのため、外壁塗装後、次回は約5年後に塗装が必要になるでしょう。

塗料を選ぶ際は長寿命のものを選んでもすぐ剥がれるので無駄になります。

再塗装までのサイクルを考えて塗料選びをしましょう。

 

木材に特化した塗料

色で塗りつぶす塗料もありますが、せっかくの板張り外壁なので風合いを残したいという方も多いでしょう。

木目を生かしつつ、板張り外壁を保護したい場合は防カビ・防虫性を持つ浸透性のオイルステイン系塗料がおすすめです。

浸透性の塗料はその名の通り、外壁材に浸透するので剥がれる心配もありません。

再塗装の際にも旧塗膜を剥がす工程がいらないので手間が少なくなります。

 

ただ、表面に塗膜が形成されていないので水を弾くような効果はありません。

再塗装のサイクルは約5年と言われています。

 

板張り外壁にカビや反りが!対処方法を紹介

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板張り外壁は特にカビや反りが起こりやすい外壁材です。

このような症状が見られた場合はどのようなメンテナンスが必要なのでしょうか。

 

カビの対処方法

板張り外壁にカビが発生した場合の対処方法は3つあります。

①カビ取り剤で除去する

②外壁塗装をする

③放置する

 

カビ取り剤はカビを除去することは可能ですが、同時に木材本来が持つ色も漂白されるので白っぽくなります。

 

外壁塗装は塗膜を形成することでカビを隠し、寄せ付けにくくできます。

ただ、1度塗装をすると以降は再塗装が必要になります。

 

また、カビによって木材が外壁の役割を担えなくなるほど傷つくことはないので、何もせず放置するのも1つの方法です。

板張り外壁は時間が経つにつれて黒っぽく変化していくため、その内、カビも目立たなくなるでしょう。

 

反り、割れ

板張り外壁は自然素材なので湿度や気温の変化によって収縮や膨張を繰り返し、やがて反りや割れが発生します。

特に日当たりの良い外壁は劣化スピードも早くなります。

 

反りや割れが発生した場合は、その部分だけを張り替える必要があります。

張り替えが簡単であり、既存の板材の処分にコストがそれ程かからないのも板張り外壁のメリットです。

 

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