ナフサ不足で外壁塗装の費用が高騰中!今すぐ検討すべき理由とは
投稿日:2026年6月21日
「外壁塗装の見積もりを取ったら、思っていたより高かった」「去年聞いた相場と全然違う」
2026年に入ってから、こうした声が全国で急増しています。
その原因は、塗料の主原料である「ナフサ」の価格高騰と供給不足、いわゆる「ナフサショック」です。
この記事では、なぜ外壁塗装の費用が上がっているのか、その背景をわかりやすく解説するとともに、価格だけで業者を選ぶことの危険性、そして今後さらに値上げが進む可能性が高いことから「早めの工事」をおすすめする理由について、詳しくお伝えします。
外壁の劣化や汚れが気になってきた方は、ぜひ最後までご覧ください。
ナフサとは?外壁塗装との関係
ナフサとは原油を精製する過程で得られる石油製品の一種で、プラスチックやゴム製品、合成繊維など、私たちの身の回りにあるさまざまな製品の原料として使われています。
外壁塗装で使われる塗料も例外ではありません。
塗料の主成分であるアクリル樹脂・ウレタン樹脂・シリコン樹脂・フッ素樹脂といった合成樹脂は、いずれもナフサを原料として作られています。
さらに、塗料を薄めるために使われるシンナー(トルエンやキシレンなど)もナフサ由来です。
つまりナフサは塗装業界にとって「血液」とも言える存在であり、その供給が滞れば業界全体の機能が停止しかねないほど重要な原料なのです。
なぜナフサの価格が高騰しているのか
2026年に入り、ナフサ価格の高騰が一気に表面化しました。
背景には以下のような複数の要因が絡み合っています。
中東情勢の緊迫化とホルムズ海峡の輸送リスク
中東地域での軍事的緊張の高まりにより、原油や石油製品の輸送路であるホルムズ海峡の通航リスクが急上昇しました。
日本の製油所は中東産原油を前提に設備や処理工程が設計されているため、他地域の原油へ柔軟に切り替えることが難しい構造になっています。
2026年4月時点で日本の製油所稼働率は本来より大きく落ち込んでおり、供給不安がすぐには解消しにくい状況が続いています。
円安の影響
歴史的な円安水準も、輸入に頼る原材料コストを押し上げる要因となっています。
原油価格そのものが落ち着きを見せた局面があっても、円安が進めば輸入コストは下がりにくく、結果として塗料メーカーの仕入れ価格に上乗せされてしまいます。
物流費・人件費の上昇も追い打ち
ナフサ価格の変動だけでなく、トラックなどの輸送にかかる燃料費の高騰や、工場・施工現場での人件費の上昇、さらには塗料を入れる缶などの梱包資材費の値上がりも重なっています。
これらが積み重なることで、業界全体のコストの底上げが起こっています。
大手塗料メーカーが相次いで値上げを発表
こうした背景を受け、外壁塗装に使われる塗料の大手メーカー各社が相次いで価格改定を発表しています。
水性塗料で15〜25%程度、溶剤塗料で20〜30%程度の値上げが行われたケースや、シンナー製品については70%を超える大幅な値上げに踏み切ったメーカーもあります。
さらに深刻なのは、価格の問題だけにとどまらない点です。
一部のメーカーでは出荷量の制限や、新規受注の一時停止といった事態も発生しており、「値段が上がる」だけでなく「そもそも材料が手に入りにくくなる」という事態が起こっています。
このような状況は一時的なパニックというより、原材料の調達構造そのものに起因する「構造的な値上げ」であるとの見方が業界内では広がっています。
過去に木材価格が高騰した「ウッドショック」の際も、価格が高騰後に元の水準へ完全に戻ることはありませんでした。
今回のナフサショックも同様に、一度上がった価格が「新しい基準価格」として定着していく可能性は十分に考えられます。
外壁塗装は「安さ」だけで判断してはいけない
外壁塗装業界では値上げが続いている状況だからこそ、多くの方が「少しでも安い業者にお願いしたい」と考えるのは自然なことです。
しかし、外壁塗装を価格だけで判断することは大きなリスクが伴います。
極端に安い見積もりには理由がある
材料費が業界全体で上昇している中で、相場から大きくかけ離れた安い見積もりを提示する業者には注意が必要です。
塗料の希釈量を規定より増やして使用量を減らしたり、本来必要な下地処理の工程を省略したりすることで、コストを削っているケースが少なくありません。
こうした手抜き工事は、施工直後には見た目で気づきにくいものの、数年のうちに塗膜の剥がれやひび割れといった形で表面化し、結果的に再施工が必要になることもあります。
大切なのは適正価格と信頼できる業者選び
外壁塗装は10年に一度あるかないかの大きな買い物であり、住まいの寿命を左右するほどの重要な工事です。
価格の安さだけでなく、使用する塗料のグレードや耐用年数、下地処理の丁寧さ、保証内容、そして担当者が誠実に説明してくれるかどうかを総合的に見極めましょう。
複数社から相見積もりを取り、金額の内訳や工程をしっかり比較検討することで、結果として長期的なコストを抑えることにつながります。
さらなる値上げの可能性が高い今こそ、早めの工事がおすすめ
中東情勢の先行きが不透明な中、各メーカーはすでに追加の価格改定の可能性を示唆しており、今後さらに値上げが進む可能性は十分に考えられます。
日本にはナフサの国家備蓄制度がなく、民間在庫も限られているため、供給不安が短期間で解消するとは考えにくい状況です。
費用がかかるとは言え、外壁や屋根は雨風や紫外線に常にさらされ続けており、劣化は進行しています。
塗装を先延ばしにしている間にも建物の劣化は進み続け、ひび割れから雨水が浸入すれば、外壁塗装だけでなく下地の補修や雨漏り対策といった、より大規模で費用のかかる工事が必要になる可能性もあります。
「築10年以上経過している」「外壁の色あせやチョーキング(白い粉が付着する現象)が気になる」「前回の塗装から年数が経っている」といった状態に当てはまる場合は、今すぐ工事を決めるかどうかは別としても、一度専門業者に建物の状態を診断してもらうことをおすすめします。
まとめ
ナフサ価格の高騰は、中東情勢の緊迫化やホルムズ海峡の輸送リスク、円安、物流費・人件費の上昇といった複数の要因が重なって起きている問題であり、外壁塗装に使われる塗料の価格を押し上げています。
今後もさらなる値上げの可能性が高いことを踏まえると、工事を先延ばしにするほど費用負担が大きくなるリスクがあります。
だからこそ、焦って「安さ」だけで外壁塗装業者を選ぶのではなく、適正な価格と信頼できる施工内容を見極めたうえで、できるだけ早めに工事を検討することが、結果的にトータルコストを抑えることにつながります。
当社、町田塗装店は激安店ではありませんが、自社施工による中間マージンのカット、メーカーに対する減価交渉などにより、施工品質は保ちつつも低価格を実現しています。
お見積もりは無料で行っていますので、まずはお気軽にお問い合わせくださいますと幸いです。
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