東京都町田市Y様邸⑥ウレタン防水工事~トップコート塗布で雨水に強い床面へ
投稿日:2026年9月7日
引き続き、東京都町田市のY様邸より屋根塗装・外壁塗装の様子をお届けします!
前回の現場レポートはこちら→東京都町田市Y様邸⑤雨樋塗装・網戸交換で外観と機能を回復させました
今回はウレタン防水工事の様子をご紹介します。
傾斜の少ない屋上やバルコニーなどには防水層が施されていますが、経年劣化により水はけが悪くなったり、ひび割れたりします。
雨漏りなどのトラブルが起こる前に、メンテナンスを行いましょう。
下地処理|高圧洗浄、ケレン作業
防水工事の最初の工程は下地処理です。
既存の床面には、経年による汚れや劣化した防水層、細かなチリやホコリが付着しています。
これらを放置したまま防水材を塗布すると、密着不良を起こし、早期の膜切れや剥離につながる恐れがあります。
そのため、まずは高圧洗浄機で下地をキレイにした後、密着性を良くするケレン作業を行います。
ケレン作業とは、既存の防水層の浮きや劣化が進んでいる部分を削り取り、下地を平滑な状態に整える作業です。
今回の現場でも、床面には既存の防水層の劣化やひび割れが見られたため、専用の工具を使って劣化部分を丁寧に削り出しています。
特に立ち上がり部分の入隅や、ドレン(排水口)周辺は水が集まりやすく劣化が進行しやすい箇所のため、念入りに処理を行いました。
ウレタン防水|プライマー塗布、ウレタン中塗り・上塗り
防水材を塗布する前に、まずはプライマーという下塗り材を塗布します。
プライマーとは、下地とウレタン防水材の密着性を高めるための下塗り材で、コンクリートやモルタルの表面にローラーを使って均一に塗布していきます。プライマーが乾燥する前に次の工程に進むと十分な密着力が得られないため、規定の乾燥時間を確保してから次のステップに進みます。
プライマーが乾燥した後は、ウレタン防水材の中塗り・上塗りを行い、防水層を完成させます。
ウレタン防水は液状の樹脂を塗り重ねることで、継ぎ目のない一体化した防水層を形成できる工法です。
液状であるため、複雑な形状のドレン周りや入隅、出隅にもすき間なく防水層を作ることができ、既存の下地の形状を活かしながら施工できる点が特徴です。
今回の現場でも、排水口周辺や立ち上がり部分にウレタン材をしっかりと回し込み、防水層に切れ目ができないよう塗布しています。
2度重ねることで防水層の厚みを確保し、性能を安定させます。
塗布量にムラがあると、部分的に防水層が薄くなり耐久性が低下する原因になるため、面全体を見ながら塗布量を調整しています。
トップコート塗布|下塗り・中塗り・上塗り
ウレタン防水層が完成した後は、最終工程として「トップコート」を塗布します。
トップコートは紫外線や雨風から防水層を保護する役割を持つ仕上げ材で、これを塗ることでウレタン防水層の劣化速度を抑え、防水機能を長く維持することにつながります。
トップコートを塗らずに防水層をそのまま露出させておくと、紫外線劣化によってウレタン層が早期にひび割れたり、防水性能が低下したりする可能性があります。
トップコートも下塗り・中塗り・上塗りと複数回に分けて塗布します。
まず下塗りで下地となるウレタン防水層との密着性を確保し、中塗りで塗膜の厚みを均一にしていきます。
最後の上塗りで、表面の仕上がりや色ムラがないかを確認しながら塗布し、美観と防水性能の両方を整えます。
今回の現場でも、床面全体に均一な光沢のあるグレー系の仕上げ塗料を塗り重ね、立ち上がり部分もきれいに仕上げました。
トップコートは経年で摩耗していく消耗材であるため、一定の年数が経過したら再塗装が必要になります。
防水層自体が健全でも、トップコートが摩耗した状態で放置すると防水層の寿命を縮めることになるため、定期的な点検と塗り替えをおすすめします。
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