東京都町田市O様邸②窯業系サイディングの外壁塗装の3工程と、それぞれのポイント
投稿日:2026年10月12日
引き続き、東京都町田市のO様邸より、屋根塗装と外壁塗装の様子をお伝えします!
前回の現場レポートはこちら→東京都町田市O様邸①屋根塗装の様子~下塗り・タスペーサー・中塗り・上塗り
今回は窯業系サイディングの外壁塗装の下塗り・中塗り・上塗りの様子を紹介します。
塗料は先に行った屋根塗装と同じグレードの商品を使用し、次回のメンテナンス時期を同じタイミングに合わせられるようにしました。
下塗り|透明タイプの下塗り材で、塗料の密着を高める
塗装の最初の工程である下塗りは、外壁の素地と上から塗る塗料をつなぐ接着剤のような役割を持っています。
O様邸では、透明タイプの下塗り材を採用しました。
下塗りを省いたり塗りムラを残したりすると、数年後に塗膜が浮いたり剥がれたりする原因になります。
白い粉状の汚れ(チョーキング)が出ている外壁でも、下塗り材が素地に浸透して表面を固め、次に塗る塗料が乗りやすい状態をつくります。
下塗りを始める前に窓まわりやサッシにはビニールを張り、境目にはテープを貼って塗料が付着しないよう保護してあります。
こうした養生は、仕上がりのきれいさを左右する地味ながら欠かせない作業です。
塗り方はローラーを基本とし、レンガ調の溝や入隅(壁が内側に折れ曲がる角)など、ローラーが届きにくい部分は刷毛を使い分けました。
透明の下塗り材は塗った箇所が分かりにくいため、乾く前の濡れた艶を目安にして、塗り残しがないか確認しながら進めています。
中塗り|明るいクリーム色で、塗膜の厚みと色味をつくる

塗装工事において乾燥時間も非常に重要で、半乾きの状態だと塗料が混ざってしまい、汚い見た目になってしまいます。
塗料が持つ本来の機能も最大限発揮できないため、完全に乾いたことを確認してから中塗りを行いました。
中塗りと上塗りには、明るいクリーム色の塗料を使用しました。
外壁塗装は、同じ塗料を2回重ねて塗る中塗りと上塗りで、はじめて規定の塗膜厚が確保されます。
中塗りは、色味をつくることに加えて、塗膜の厚みを積み上げる工程でもあります。
1回塗りで仕上げると、塗膜が薄くなり、耐久性が落ちたり色ムラが出たりします。
2度塗り重ねるからとは言え、中塗りの段階からムラのない仕上がりに近づけます。
継ぎ目が目立たないよう、一面ごとに区切りのよい位置まで連続して塗装していきました。
途中で作業を止めると、境目に塗りムラが出やすくなるためです。
上塗り|屋根と同グレードの塗料で、仕上がりと耐久性を整える

紫外線や雨風から外壁を守る表面の層になるため、塗料のグレードが耐用年数に直結します。
O様邸では、屋根塗装に使った塗料と同グレードの商品を選びました。
屋根だけ長持ちする塗料を使うと、外壁の塗り替え時期が先に来て、数年後に再び足場が必要になります。
グレードが同じであれば、劣化の進み方が近く、次回は屋根と外壁を一度の工事でまとめて塗り替えられます。
足場の設置費用は工事費用の中でも大きな割合を占めるため、塗装頻度は少ないに越したことはありません。
上塗りの施工は塗料をたっぷり含ませたローラーを壁面に押し当て、凹凸の奥まで塗料が届くように転がしていきました。
レンガ調のサイディングは凹凸が深いため、ローラーを往復させて、溝の中まで均一に塗膜をつくります。
上塗りでは、塗り終えた後の艶や色ムラも確認し、必要があれば手直しをします。
仕上げの段階で養生を剥がすと、窓まわりやサッシはもとの状態のまま、外壁だけが明るいクリーム色に生まれ変わりました。
凹凸の陰影も残り、サイディング本来のデザインが引き立つ仕上がりになっています。
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