塗装してはいけない壁や屋根があるのをご存知ですか?

投稿日:2023年10月18日

お住まいのリフォーム方法に外壁塗装・屋根塗装がありますが、どんな外壁・屋根でも塗装をすればいいというものではありません。

中には塗装をしてはいけない外壁や屋根が存在します。

無理に塗装をすると、早期剥離などのトラブルに繋がります。

 

あなたのお住まいは塗装すべきでしょうか、塗装をすべきではないでしょうか。

この記事では塗装してはいけない外壁・屋根について詳しく解説します。

外壁塗装や屋根塗装をお考えの方は必見です!

 

塗装してはいけない外壁とは

まずは塗装してはいけない外壁からご紹介します。

 

あなたの家の外壁が当てはまらないか、ご確認ください。

 

難付着サイディング

塗装してはいけない壁や屋根があるのをご存知ですか? (3)

難付着サイディングとは、新築の段階で建材メーカーにより外壁にフッ素・光触媒・無機などのコーティングが施されている外壁のことです。

難付着サイディングの特徴は汚れが付きにくく、美しい外壁を長期間維持します。

その反面、塗料も密着しにくいので通常通り外壁塗装をすればおよそ2~3年で塗膜が剥離してしまいます。

 

ご自宅の外壁が難付着サイディングかどうかは、以下の方法で判断できます。

・築10年以上経つが、チョーキング現象が発生しない

 ※チョーキング現象・・・外壁を触ると手に白っぽい粉が付く現象

・2001年以降に建てた家で、外壁に艶がある

 

難付着サイティングは全く塗装ができない外壁、というわけではありません。

塗料を弾きやすいので専用の下塗り材を塗り、塗料の接着力を高めてから仕上げ塗料を塗装します。

とは言え、塗装が必要ないケースもあるので見極めが大切です。

 

直貼り工法の外壁

外壁は一般的に建物と外壁材の間に空気が通るように「通気工法」という方法で施工されています。

しかし、2000年前は通気工法ではなく、直貼り工法で施工されていた外壁もありました。

そのため、あなたのお宅が2000年以前に建てられたお住まいであれば直貼り工法で施工されているかもしれません。

 

直貼り工法の外壁は塗装をしてしまうと空気の逃げ道がないため、湿気がダイレクトに影響し、膨れや剥がれなどを起こしてしまう恐れがあります。

 

塗装してはいけない屋根

続いて、塗装してはいけない屋根についてご紹介します。

 

日本瓦の屋根

塗装してはいけない壁や屋根があるのをご存知ですか? (2)

日本瓦には、いぶし瓦・無釉瓦・陶器瓦などがあります。

これらの屋根は昔ながらの日本家屋や寺社仏閣に用いられていることが多いです。

そんな日本瓦は塗装してはいけない、と言うよりは塗装の必要がない屋根です。

 

そもそも屋根塗装はなぜ行うかというと、屋根材に防水性を持たせるためです。

日本瓦はと言うと、粘土を高温で焼成しているので耐候性が非常に高く、耐火性や防水性にも優れています。

瓦が割れなければ耐用年数はおよそ50年と長く、塗装の必要はありません。

 

なお、洋瓦・モニエル瓦・セメント瓦は塗装メンテナンスが必要なのでご注意ください。

 

日本瓦は屋根塗装の必要はありませんが、全くノーメンテナンスで問題ない、というわけでもありません。

瓦屋根はおよそ15年に1度、漆喰工事が必要です。

瓦屋根の頂上には棟瓦が積まれており、それを葺き土が固定しています。

その葺き土に雨水が浸透して雨漏りが起こらないよう、漆喰が被せられています。

漆喰は紫外線などの影響で徐々に劣化して剥がれしまいます。

そうなると棟瓦がズレたり、雨漏りに繋がる恐れがあるため、定期的に漆喰工事をしましょう。

 

また、瓦の下に張られている防水シート(ルーフィング)も定期的に張り直しが必要です。

目安としては大体20年に1度と言われています。

 

ニチハ屋根材パミール

塗装してはいけない壁や屋根があるのをご存知ですか? (1)

パミールとは、屋根材大手メーカーのニチハが以前販売していた屋根の商品名です。

販売されていた期間は1996年~2008年で、現在は製造を中止しています。

 

 

昔は屋根材にアスベスト(石綿)を使うことが禁止されていました。

そのため、屋根材メーカーはノンアスベストのスレートの開発に力を入れていました。

パミールもノンアスベストの屋根材の1つです。

 

大手メーカーであるニチハから販売される屋根材とのことで、パミールは全国に多く流通しました。

1996年~2008年に建てられたお住まいであれば、パミールが使われている可能性があります。

 

パミールは年月が経つにつれ、ひび割れ、剥がれなどの不具合が起こることが多数報告されました。

これはパミールだけでなく、他のノンアスベストの商品でも同じような症状が表れています。

ノンアスベストの屋根材の中でも特に顕著に症状を表わしていたのがパミールです。

家を建ててからおよそ8~10年でハッキリと症状が表れます。

 

また、屋根の端が白っぽいシミのようなものも表れるようになります。

以降は屋根材がミルフィーユ状の層になります。

 

塗装できない外壁・屋根のリフォーム方法

塗装してはいけない壁や屋根があるのをご存知ですか?

あなたのお住まいの外壁・屋根が塗装できない場合、以下のリフォーム方法をご検討ください。

塗装できない外壁

・張り替え工事

・カバー工法

塗装できない屋根

・葺き替え工事

・カバー工法

 

どの施工方法も外壁塗装・屋根塗装よりもコストはかかります。

しかし、張り替え工事や葺き替え工事なら下地を新しくできますし、カバー工法なら新品の外壁・屋根を重ねることができるので、塗装工事よりもお住まいを丈夫にできます。

施工費はかかりますが、長期的に考えればコスパの良い方法とも言えます。

 

なお、一般的に塗装できない外壁・屋根と言われるものでも、状況によっては補修が可能な場合や専用の塗料を使えば塗装ができる場合もあります。

反対に、塗装できる外壁・屋根でも劣化が進行している場合は塗装できないことも。

屋根が破損して下地が見えていたり錆びが広がっている、外壁が大きく反っている場合などです。

 

あなたのご自宅ではどのような工事が必要か、一度プロに相談してみてお住まいにとってベストなプランを提案してもらうといいでしょう。

「屋根・外壁0円診断」については、こちらのページです。

 

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外壁・屋根が塗装できるか、どのようなリフォームをするのがベストかは、現場調査で劣化症状を見て判断したり、建築図面や仕様書で確認できる場合もあります。

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